去る8月9日に、恒例のデジタルコミックハウツー講座を開催致しました。
コミックマーケットの直前と言うことで、今回は通常より参加のお申し込みが少なく、少人数での授業となりました。
少人数ではありましたが、参加して頂いたみなさまには、「とても濃厚な内容だった。今日来れて良かった。」という嬉しい評価を頂きました。
第1部ComicStudioは前半で[3DLT]機能を中心に解説しました。
また、後半では私の実際の原稿制作作業に即したハウツーを公開しました。
弊社スタッフのコラムを紹介します。
==用語辞典■3DLT(すりーでぃーえるてぃ)とは?■ by灯夢==
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コミックスタジオ2.0から搭載(※EXのみ)の機能です。
3Dオブジェクトを画面上で動かして、線画とトーンに変換します。
→1枚目…3DLTを使用して車を描き出した状態
3D的には正確な「車」を数分で描くことができました
■POINT
ここでコミックスタジオ上で線画やトーンをさらに加工することで
より手書きに近づけます!
→2枚目…線を加工したり、トーンを加工たりした状態
コミスタでは線を加工したり、トーンの線数や種類(網点から砂グラデまで!)
を簡単に変換できます
→3枚目…(おまけ)ちびとむエフェクトをかけました
■今回の講座のねらいは
「3DLTは自分の絵には使えない」ということはない
ということです。
加工次第、使い方次第でどのようにも表現をすることが可能なのです。
ちなみに2枚目は「立体がわかっている人間」(=「絵を描ける人間」)
であればもっと手書きのように加工することが可能だったりします。
「3DTL(に限らずデジタルの技術)は画力の向上をなくさせ漫画家の絵をへたにする」
という一部のかたの誤解を解きたいっ(・ ∀ ・;)です
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第2部PhotoShopは“プチエフェクト”の技法のいくつかを紹介しました。
“炎の中に立つ”、や“水面の映り込み”、“スピードを表現する”など
モノクロのイラストにエフェクト処理をして効果的なシーンを演出する方法を実践して頂きました。
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小高みちる