先日おもしろいお仕事をさせていただきました。
外資系金融証券会社CLSA社さまからのご依頼を頂き、28日東京国際フォーラムに於いてマンガ制作のパフォーマンスをしました。
28日はCLSA社さまのパーティ。
800名ほどの招待客がいらっしゃっていて、とても大きなイベントでした。
お客様の7割は外国の方、それゆえパーティ前半部のコンセプトが“日本文化に触れていただく”というもの。
今、日本文化といえばアニメ、マンガ!!(イベント会社さま談)
ということで、コスプレイヤーの方や着物をアレンジした衣装をまとった方々がお客様をご案内する中、ステージ上でマンガ家がマンガを描く過程をパフォーマンスするという趣旨。
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そんなお話が、なぜ私のところに!?!?!?!?
なぜだか、私がその大役をさせていただくことになりました。
30分30分の2回に分けて、デジコミではなく手描きでラフ→ペン入れ→髪ベタ→効果線→トーンワーク、他にカラー原稿
という流れを実践。
小高はいつもデジコミばかりやってるように見えますが手描きのキャリアも長かったりします。
素材はイベント会社さまから提示された設定。
「マンガ家がキャプテン ボンバスティックとプリンセス ファンタスティックを主人公としてマンガを描いています。そうすると、キャプテンとプリンセスが飛び出してきてこのパーティが始まりました。二人の世界が現実のものになって、お客様はその世界にいらっしゃいます。」と。
な、なるほど。
ネーム(コマ割やセリフ)を考えるのが難しソウ…(--;)
2,3ページほどの絵を用意して欲しいとのことでしたので、3ページ分のネームを用意しました。
マニアっぽい絵柄を所望とのことでしたので、いつもの絵とは違ったタイプの絵をがんばってカキカキ。
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漫画家は本来人前に出ることを苦手とする方が多いのですが、わたしは、度胸があるのか鈍感なのか人前に出ることをあまり苦にしないようで…。
さらりさらりとペン入れをし、しゅびしゅびと効果線を描き、しゃかしゃかとトーンを削り。
30分と言う時間の中、まるで締め切りとの戦いのよう。
想像以上の華麗なテクニック…(ということにしておいて)に、お客様は驚嘆の声を(ということにしておいて)。
大役を無事終了。
役目を終えた後は、パーティーを満喫☆(本命はこっちだったり(^^))
異空間を感じたのは、殆どが外国の方だっので自分が人の波に埋まってしまったととです。
比較的長身の私は、人を掻き分けるために背をかがめてもぐるようにしたのは初めての経験(。。;)
おもしろかった(☆☆)
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