2012-03-29lw01_350x156.png
LightWave 11 は、3D コンテンツとのリアルタイムなインタラクティブ性をアーティストへ提供し、 プロダクション・パイプライン内で全てのソフトウェア・アプリケーションを円滑に活用して作業を行 えるよう改善が加えられているだけではなく、レンダリングに使用できるレンダリング・ノードを無制 限にすることで、より一層クリエイティブプロセスをサポートします。
LightWave 11 は、操作画面上でリアルタイムにレンダリング画像が確認できるビューポイントプ レビューレンダリング(VPR)、リアルタイムインターオキュラー(瞳孔間隔)処理を活用した赤青アナグ リフ分割ステレオスコピック・プレビューなどパイオニア的なテクノロジを組み入れてあります。
LightWave 11 の主な新機能をご紹介します。
●インスタンス
2012-03-29lw09_350x250.png
シーン上に膨大な数量のオブジェクトを、 メモリー・オーバーヘッドを生じさせずに複製させることができます。 ・リアルなディテールを表現するために、ひと つのオリジナルオブジェクトから、様々な大 きさ、配置、回転、サーフェイスまでもランダムに複製していくことができます。
●フロッキング(群集)
2012-03-29lw04_350x250.png
新しいモーション・モディファイヤを利用する ことにより、群れなどのグループ化されたオブ ジェクト(鳥、魚、昆虫、動物、飛行機、船な どの)からリアルで自然な動きの群集アニメー ションを作り出すことができます。
●粉砕 (フラクチャー)
2012-03-29lw05_350x250.png
この新しいモデラーツール「粉砕 (フラクチャー)」は、LightWave レイアウトに実装されたBullet 物理演算用に設計されました。このツー
ルを使えば、物理演算で破壊処理が行えるよう、事前に粉砕されたオブジェクトを準備することができます。粉砕された時点における各破片の形状を微調整するための方法、またそれに関する様々な設定が用意されています。また、出力された粉砕のエンドモーフを作ることも可能であるため、物理演算の使用にかかわらず、爆発アニメーションを作り出すことができます。ソースオブジェクトにはウェイトマップを適用し、粉砕が発生する箇所の密度をコントロールすることも可能ですので、LightWave においてオブジェクトの粉砕を作成するための柔軟性のあるツー ルといえます。
●Bullet 物理演算
2012-03-29lw06_350x250.png
LightWave 11 はレイアウト上に Bullet 物理演算エンジンを直接組み込み、また、モデラーに追加された 新しいフラクチャーツールを使用することで、説得力のある物理演算ベースのアニメーションを作ること ができるようになります。ビルの崩壊や爆発、ランダムなパターンで展 開されるアイテムの自然な配置といった、手 動で処理するには難しいシチュエーション をも可能にします。
Bullet は高速、かつプロダクションでも実績 のあるオープンソースの物理エンジンです。 この物理演算を活用して、多くの注目を浴びるエフェクトを駆使した映画やリアルタイ ムゲームエンジンなどが製作されています。Bullet はもともと、Erwin Coumans 氏により作られた 3D リジッドボディ用の物理演算ライブラリです。
●セルエッジ(輪郭線)の表現が VPR に対応
2012-03-29lw07_350x250.png
セルエッジ(輪郭線)の表現が VPR(ビューポ ートプレビューレンダリング)に対応いたし ました。 これまではレンダリングをしない と確認できなかったエッジ(輪郭線)の表現 が VPR に対応したことで、トライアンドエ ラーの繰り返しが軽減され作業の効率化を 図ることができます。セルアニメを制作され る場合、また輪郭線の表現を多用される場合 に、特に有効な機能です。
●仮想スタジオツールとファイル互換ツール
・仮想スタジオツールは、サードパーテ ィ製のコントローラを使ってシーン内 のアイテムをアニメーションさせるこ とができる LightWave 10 から実装さ れた機能です。LightWave 11 ではさら にこのコンセプトを拡張することによ り、SONY Playstation Move といったようなコントローラも利用できるようになり、LightWave のモーション・チャネルのアイテムを簡単にコ ントロールしたり記録したりすることができます。
・GoZ は、Pixologic から公開されている互換テクノロジであり、このテクノロジを使うことでベースメッ シュ上に詳細なスカルプティング処理を施したモデルデータおよびテクスチャデータを、ZBrush から双 方向に入出力することが可能になります。
さらに LightWave 11 には、新しいレンダーバッファ機能、Python スクリプト機能、ヘアーやファーの 生成ツール「FiberFX」の拡張、ユーザーインターフェイスの改善など、様々な機能追加、強化が施され ました。
2012-03-29lw08_350x250.png
●LightWave 11 プレリリース日本語版アップグレードサービス開始!
2012-03-29lw02_350x250.png
LightWave11 プレリリース日本語版アップグレードサービスでは、LightWavev9.6からLightWave 10 への無償アップグレード版を取得されている場合、LightWave 10 日本語キットを取得されている場合など、現在お客様が所有されている LightWave 3D のタイプにあわせて複数の料金設定をご用意させていただいております。


プレスリリース版は終了しましたので通常製品をお買い求めください