9月8日のデジコミ講座は第1部・第2部通して「コレサワ脳内垂れ流し講座」でした。
今回のデジコミ講座はいつもとひと味違い、「カラー表現 ブラシを極める」と銘打って、photoshopのカラー表現について一日じっくりと講義しました。
まずはタブレットについて、タブレットPCやIntuos・Cintiqの相互関係、メリットデメリットなどを内部構造的な要素まで掘り下げて解説しました。
タブレットPCでIntuos・Cintiqを使うとトラブルが起こることがありますが、それについての原因とトラブル解消法にも触れています。
また、Intuos・Cintiqを使いこなすために、サイドキーのカスタマイズをする方法も講義しました。
Intuos・Cintiqのサイドキーには、任意のショートカットを登録することができます。
たとえば線画をスキャンして画像補整をして保存するといった一連の作業をアクションに組んでショートカットを登録しておけば、ボタン一つで同じ作業を自動的に操作してくれる事になります。
今回は、このサイドキーを最大限活用できるように、ショートカット登録するところからサイドキーの実用的な使い方まで、詳しく丁寧に解説しました。
さて、せっかく作ったアクションやショートカットのデータですが、パソコンを変える度に、または何らかの原因でphotoshopの設定を初期化する度に新しく設定し直すのは、とても面倒なものです。
今回の講義では、自分用にカスタマイズしたphotoshopの設定データをバックアップする方法もご紹介しました。
弊社講座では、ただ単に絵の技術やソフトの使い方を講義するだけではなく、データのバックアップやパソコンのメンテナンスについても詳しく解説しています。作品を作る過程だけではなく、できた作品を守ること、パソコン環境自体を整えることについても最適な方法をご紹介しています。
photoshopの実践作業では、弊社が配布した「自然ブラシ」という特別なブラシを使って、遠景の山から近景の草むらまでアニメ塗りのような表現であっという間に背景を描いてしまうという技をご披露しました。
「自然ブラシ」を使って塗るだけで鬱蒼とした木々や遠くにかすんだ山が描かれるということで、参加者の皆様からは驚きと喜びの声が聞こえました。
また、ブラシ設定についても一つ一つ丁寧に解説し、オリジナルブラシを作るにあたってのカスタマイズの仕方について詳しく講義しました。
今回は、前回の講座内容の「写真からカラーイラストにする」という作業にも少し触れて、写真を「絵」に変えるコツを解説しました。
また、参加者の皆様からのご質問もお受けして、絵に質感や量感を与えるためのルールについても詳しくご説明しました。
今回の「コレサワ脳内垂れ流し講座」はいつも使っているIntuos・Cintiqやphotoshopの機能をもっと突き詰めてみよう!という内容でしたので、参加者の皆様からは「このツールでこういう事ができたのか!」「もっと早く知っておけばよかった」という声が多数上がりました。
これからも参加者の皆様があっと驚くような講座を展開していきますので、どうぞご期待ください◎